簡単!Illustratorでレンガ素材を作る《応用編もあるよ》 | デジマースブログ

簡単!Illustratorでレンガ素材を作る《応用編もあるよ》 | デジマースブログ



早速ではございますが、イラストレーター(以下:イラレ)で簡単に作れるレンガ素材の作り方を紹介したいと思います。 下の方に応用編も用意しておりますので興味のある方は見て頂けますと幸いです。

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★作成環境:IllustratorCC2018
★動作確認:Windows10
※所要時間:下記内容で15分ほど(初心者)
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※説明がしやすいようにある程度のサイズを決めております。


*。゜・。ここでは全部を理解せずとも、デザイナーでなくとも
何となく分かるをベースに書いております。・。゜*

-目次-

簡単!レンガ素材メイキング


①元になるレンガ作成

【1】横140px 縦60px 色af664b の長方形を用意。
【2】[Ctrl+K(環境設定)]でキー入力を80にします。
オブジェクトを選択したまま[Alt+→→(矢印2回)]で複製します。

【3】上記の“2”を繰り返し行い縦横にオブジェクト数を増やします。
数は一旦このくらいあればよいと思います。

【4】“2”で設定した[Ctrl+K(環境設定)]のキー入力を40にします。
横の偶数列目をすべて選択。

【5】右矢印をクリックし偶数列のオブジェクトを、右へずらします。


②効果をかけてリアルに

【6】レンガをよりリアルに見せるために少々形を変形させます。
レンガ3つを選択し[Alt+C+D+R(効果→パスの変形→ラフ)]
で以下のように設定します。

【7】さらにそのままレンガを選択し、角丸の半径を6pxにします。

【8】次にオブジェクトを扱いやすくするため、全選択した状態で[オブジェクト→アピアランスを分割]をします。

【9】次にバランスよく色味の変更をします。
今回は最初の色味に対して2色追加してみました。

【10】レンガの後ろに色を敷いて…(今回敷いた色はefd1bd)

【11】マスクをかければ…

応用編


フラットなレンガが出来ましたところで、せっかくなので応用編も用意いたしました!
上記で作成したレンガをちょいちょいと編集をすることで奥行きをつけたいと思います。

【1】クリッピングマスクをかける前の状態のものを用意します。
※もしレンガをグループ化していたら解除しておくと作業が楽になります。

【2】遠近をかけたときに奥の方へ向かう方のレンガ列幅を細くします。
それでは順々に行っていきましょう!↓↓↓

上記のように、だんだんと選択する列を減らしていき、一番上の列まで繰り返しこの作業を行います。
----残り------------------------------------------------------------
一番下から3番目まで以外の列を選択→少し下へ縮小
一番下から4番目まで以外の列を選択→少し下へ縮小
一番下から5番目まで以外の列を選択→少し下へ縮小
一番上のみ列を選択→少し下へ縮小
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【3】次にレンガとレンガの間の隙間を調整していきます。
こちらも奥の方へ向かう方の幅をだんだんと狭くなるようにします。
現段階では若干奥側の方が狭くなっていますがもう少しメリハリをつけていきます。

【4】オブジェクトを全選択し[Ctrl+G(オブジェクト→グループ)]でグループ化します。
グループ化されたオブジェクトを選択し、[効果→パスの変形→パスの自由変形]を選択します。

四隅にあるつまみを動かして上辺が短い台形(遠近)になるように調整し、OKをクリック。

遠近がかかったレンガの完成です。

【5】もし形や遠近がいまいちだなと思う場合は、オブジェクトを選択した状態でアピアランスツール内にある「パスの自由変形」をダブルクリックすると再度編集が可能です。

【6】形や遠近に問題が無ければ、オブジェクトを扱いやすくするため、全選択した状態で[オブジェクト→アピアランスを分割]をします。
※アピアランスを分割すると再編集ができなくなるので注意。


プラスα


下記機能を使うとワンタッチとまではいきませんが様々な変形、遠近がかけられます。

【例】

パスをちょっと動かすだけで、変形が出来てしまうのはとても便利ではありますが、変形した図形は再編集できませんので注意が必要です。

最後に


以上レンガの作成の仕方をご紹介させていただきました。
ここでは説明がしやすいように数値を決めておりましたが、作成したい大きさによって角丸の丸さ加減や、ラフ具合などが変わってきますので、いろいろ試して良いレンガを作成してみて下さいね!
次回もデザイナーでなくとも何となく分かるをベースにお伝えしていければと思います。それでは、またお会いしましょう!
wrote:スガ