アルコール除菌の設置誘導と使用 | ユーザビリティ

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今では当たり前のようにハンドジェル、ハンドスプレー(※以下、アルコールハンド除菌に呼び名を統一します)を見かけますね。
使用する人も回数も圧倒的に増えている今、この機会にちょっとデザイン的なUI目線からアルコールハンド除菌のユーザビリティを考えてみたいと思います。
※あくまでも個人的な視点になりますので、ご了承下さい。

*。゜・。ここでは全部を理解せずとも、デザイナーでなくとも
何となく分かるをベースに書いております。・。゜*

アルコールハンド除菌の使用シーン6

パッとあげられる、よく見る使用シーン6パターンを簡単なユーザビリティの改善案(実現性の高いもの)を含めながら紹介していきたいと思います。

※基本的にハンドジェルは建物やエリアの入口内、入口外にあるものと前提としております。

1.人の出入りが多く見込まれる場所

例えば駅ビルや大型スーパーなどは出入口を多くの人がひっきりなしに行きかいますので、アルコールハンド除菌の使用される回数も多くなることから容量の多いスプレータイプや精製水やエタノールを使って大容量に手作りされたスプレータイプのものが置かれていることが多いなという印象を受けます。
また、人が多いと混んでしまう場合もありスルーしてしまう人いないとは言い切れませんね。こういう場所ではスピーディにアルコールハンド除菌を使用できる環境が必要と考えます。

それでは一度に使用できる人数を増やしてあげると利便性がよくなるのではと考えます。非常に単純明快ではありますが、複数置いてあるのは意外と少ない印象を受けます。また、2つ並んでいることはあっても3つ並んでいるのは稀な気がします。コスト面も、もちろん考えなければなりませんが一定期間だけでも増量できればユーザビリティ的にも良いかもしれません。
また、多くの人が通る場所であれば、一定の時間でさっと使用できる自動噴射式を取り入れてみるのも良いかもしれません。
もしかしたら普段意識的に使用しない人も、好奇心で使用してくれる可能性もあるかもしれません。

2.少々分かり辛い場所にある

今ではどこにでも置いてあるという認識も高くなり、アルコールハンド除菌をどこにあるのかと探したことはありませんか?
だいたいは入ってすぐ目につく場所に置いてあることが多いですが、通行を考えた上か、端っこにちょんと置いてあったり、柱や扉の位置で気づきにくかったりと、「わざわざ行かないと使用できない場所(ある程度の許容範囲は除く)」にあるのを見かけたことがあります。例えばあまり意識をしない人であればそのままスルーなんてことも考えられますので、基本的にはだれでもすぐに使えるようにする必要があると思います。

手っ取り早く分かりやすいのは意識的に目につく場所に移動させることですが、どうしても置く場所がない場合は、ただアルコールハンド除菌を置くだけでなく認識してもらえるように「ハンドジェルはこちら」「ご自由にお使いください」など、少しでも目に入りやすい環境を用意してあげることが望ましいと考えます。

3.まわりに物がある場所

アルコールハンド除菌の設置場所というものは限られてきてしまうので、どうしてもすぐ横に物(商品など)が置かれていることがあります。
そのため、アルコールハンド除菌を使用した際に液が飛んでしまうこともしばしば考えられます。人によっては商品を気にしてくれる人や、または全く目もくれない方と様々いると思います。
(よくよく見ると床が濡れていることも…)
こちらが意識的に注意することも可能ですがお店側でも気にかけてくれると安心して使用できる環境へ繋がるのではないでしょうか。

一番は置き場をしっかり考えることなのですが、難しい場合は周囲に液が飛んでしまう可能性のあるスプレータイプではなく、ジェル状のものを設置することが望ましいと考えます。ジェル状であれば液を周辺に飛ばすことなく、安心して適量を使用することができるのではと考えました。
また、簡単な防壁を置いてあげるのも1つの手かもしれません。
余談ですが、電化製品が周りにあるデスクまわりで個人的に使用する際はジェル状のものがオススメです。

4.中身が空で使えない

単純に中身が空になってしまっていたら意味がないですよね。
1日に多くの人が使用することが想定されるため致し方ないことなのではありますが、予防をしっかりおこなうためにできる限りこのような場面は無い方が互いに嬉しいものです。

すぐできる対応策として、中身が見えるタイプのものを使用して気づきのポイントを作ることを提案してみます。
また、自動で噴射されるタイプのものに使用回数がカウントされる機能なんかがあれば、連動して管理する側に連絡がいく仕組みがあればとても便利そうです。(開発が必要になってしまいますが……)
流行り風邪がある時は時間を決めて減りを確認するなど、徹底した管理が大事と考えます。中身がすぐなくならない様、1プッシュ(大体は1プッシュで適量だそうです)を提示したり、大容量のものを設置したりと、簡単な工夫で解消するかもしれません。
中身が空っぽだったとき、地味にショックを受けますから。

5.触らなくても良い

家外に置いてあるアルコールハンド除菌は、不特定多数の方が扱うものですので、物理的に誰かが触ったものを使用することになります。
もちろんその後すぐに、アルコールを手に付けるので問題ないとは思いますが、気にしてしまう人は少なくないようです。
それでは、どうすればよいでしょうか。

「1.人の出入りが多く見込まれる場所」の方でも、自動噴射式を紹介しておりますが、こちらは手をかざせば触れることなくアルコールハンド除菌を手につけることができますね。もちろん自動なので、通常よりはコスト面を考えねばなりません。
そんな中、画期的な装置に出会いました。単純な作りですが、足でペダルを踏むことでボトルのポンプ部分をプッシュしてくれるので触れる必要がありません。個人的に見かける場所としてスーパーが多いので食料品を手に取る場所と考えた場合、とてもユーザビリティにとんでいると思います。

6.しっかり確認

私事で体験していることでもありますが、飲食店に入店後、手指を除菌したことをしっかり確認したうえで案内されたことや、飲食店ではなくとも店外で、スタッフの方に手のひらにアルコールハンド除菌を適量貰ってから入店することもありました。

人の動きを把握できる規模であれば、確実性を求めてお店側が確認をしてくれるのはとてもありがたいことだと考えます。
特にコンビニやスーパーのように頻繁に行くことのない、イベント(可能なもの)や入店者が限られるお店(予約制など)では継続もしやすいと思いますので、多くの場所で実現してもらえると幸いですよね。
もちろんアルコールハンド除菌をすればすべて問題ないとは言い切れませんが、少しでも安心できる環境を整えるのは大事なことです。

7.設置の高さ

アルコールハンド除菌が置かれている高さに着目してみました。
一般的には、さほど気にならず使用できる高さではありますが小さな子の視点で考えてみると少々扱い辛いユーザビリティとなっておりました。

本当は大人用と子供用に分けて設置できたらユーザビリティにも良いと思いますが、使用する頻度として子供の方が少なくコストも二倍になってしまうので、現実的に考えて大人と子供の両者が共通して使用できるユーザビリティを提案してみました。
すべての店舗では難しくとも、ファミリー向けや子供がターゲットのお店では、子供に視点を置いて考えるのはそう難しくはないと思います。ご年配の方にも同様の対応ができるとなお良いですね。

最後に

アルコールハンド除菌は使用しすぎると肌荒れの原因にもなってしまうので、必要な範囲で適度に使っていきたいですね。
お出かけの際には、念のため自分の荷物に持ち運び用のアルコールハンド除菌を忍ばせておくのもグーです。

次回もデザイナーでなくとも何となく分かるをベースにお伝えしていければと思います。それでは、またお会いしましょう!
wrote:スガ

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