電車のかけこみ乗車を減らすには?ユーザビリティ目線で考えてみた

Pocket

電車に乗っているときや待っているときに、かけこみ乗車をする人を見かけたことはありませんか?
電車の遅れに繋がる原因の1つとしてもあげられる「かけこみ乗車」ですが、見ていてヒヤヒヤしますしとても危ないですよね。万が一ケガをしてしまったら大変です。
今回は「電車」に視点を絞ってかけこみ乗車をさせないようにするにはどうしたら良いかデザイン的なUI目線から、考えてみたいと思います。
※あくまでも個人的な主観で書いております。

*。゜・。ここでは全部を理解せずとも、デザイナーでなくとも
何となく分かるをベースに書いております。・。゜*

最初に

かけこみ乗車をしてしまうことで起こる迷惑な事柄ですが例えば以下のことがあげられます。

・電車が遅れる(遅延の発生)
・走っているときに人とぶつかる可能性がある
・荷物づまり
・乗車中の人にぶつかる
・通路の逆走(上り下りの階段、進行方向)

などなど

何よりも、かけこみ乗車をしなくても良いように余裕をもって行動できれば解決する話ではありますが、頭では気をつけようと思っても中々難しいものです。

かけこみ乗車を減らす案6

パッとあげられる6個を簡単な注意と実際に実現ができるのではと考えられる改善案(エラー解決までは至っておりません)を含めながら紹介していきたいと思います。

1.気づきのポイントを増やす

駅構内のポスターを見ると、かけこみ乗車の危険性を表すものが貼ってあったり、電車の扉にも注意喚起のシールが貼ってあったりなどします。これらをもっと目につくようにするだけでも、かけこみ乗車が危ないということに対して意識しやすい環境になるのではないでしょうか。

2.ホームドアのタイミング

ホームに設置されているホームドア(電車が来たら開閉する可動式のドア)は割とどこでも見かけるようになりました。
調べてみると1日に10万人以上が利用する駅にホームドアを設置する~という話があるようですね。このホームドアも様々な形や動きがありますね。それではこのホームドアのタイミングを変えてみてはいかがでしょうか。

電車の扉がこれから閉まり発車をお知らせするベルが鳴った時点でホームドアの方を先に閉めてしまうことを考えてみました。
先に閉まってしまったホームドアをわざわざ飛び越えようとする人は危険ですし、ほぼいないと考えます。ホームドアの高さがある程度あると効果がありそうですね。実際にホームドアが設置されているところではタイミングの調整で実装できるかもしれませんし、馴染みも多いので受け入れやすいかもしれません。

※ホームドアの閉まるタイミングによっては予期せぬ大事故も起こり得るため十分な検証が必要

3.ボーナスポイントがもらえる!

だめなものと分かってはいても、車が来なければ赤信号で渡ってしまう「このくらい大丈夫だよね」という心理と同じくらい危なく、やってしまうのが何度も書いております、かけこみ乗車です。
それでは、誰でもかけこみ乗車をしたくなくなる環境を予め提示していたらいかがでしょうか。

良し悪しのユーザビリティをより簡潔に考えてみました。
かけこみ乗車をしないことは普通に考えれば当たり前のことですが、その当たり前をより行動にうつしてもらえるように、かけこみ乗車をしない人にボーナスポイントをプレゼントする仕組みです。持っている電子定期や、電子カードなどに紐づくことで判別できればと考えました。

もらったポイントは電子マネーとして使用できます。一度にもらえるポイントは例えば少しずつであっても、毎日普通に乗車するだけでポイントがもらえるのはちょっとしたボーナスのような感覚です!
もしもかけこんでしまったら、たまったポイントがある場合のみ全体からマイナス3%されるくらいはあってもいいかもしれませんね。
満員電車時に次々無理やり乗車しようとする場面を通勤通学ラッシュ時に見かけますがそれらの緩和にもつながるのでないでしょうか。

4.速度センサー

ホームは走らないように言われていますが、あくまでも危ないから注意してくださいと私たちの意識や行動にゆだねられている部分があります。例えば走りながら人にぶつかってしまったり、鞄で体当たりをしてしまったり、両者が走っていたら思わぬケガに繋がってしまうかもしれません。毎回走っている人を見つけて注意できる環境があるかと言われれば利用者も多いので大変です。
それならば、車道のように速度を制限してみてはいかがでしょうか?

ある一定以上の速さで通ると、シンプルに注意されます。
たいていの人は人前で注意されると、あまり気分のいいものではないですよね。ですが自分の行動に気付ける良い機会です。
気づきのユーザビリティとしてこのようなものがあってもよいなと考えます。

5.アトラクションのようなゲート

遊園地などの行楽施設でアトラクションに乗車する際、当たり前ですが案内された通りに乗車し、定員以上の人数を乗せたり、かけこんで乗車している人はいませんよね。
それはみんながしてはならないこと、つまり危険であることを意識しているからではないでしょうか。例えば4人乗り観覧車のゴンドラに8人乗っていたら恐ろしいですものね。
このようにアトラクションのような環境を作ってあげてはいかがでしょう。

車両に乗っている人数や降りる人を瞬時に計測して、ゲートが案内をしてくれつつ乗車人数がいっぱいになったら通れなくなる仕組みです。集団乗車などの複数人で乗る際は乗車方法を考える必要がありますが、整列乗車もうながせますし、安全に乗り降りできるという面ではとても効果的ではないかと思います。
また、国外からの観光客など、鉄道ルールが異なる場合でも安心して乗降者できるのではないでしょうか。駅や地域によって特有の柄が描かれたりとエンターテインメント性も兼ねていたら待っている間も楽しいかもしれませんね。
ただし、利用者数の多い駅では、時間が掛かることも予想されるため違うバージョンも考えてみました。

とても単純ですが整列を必須に、順番を抜かせない透明な仕切りで区切られた整列スペースを作ってみました。仕切りの高さも現在あるホームドアの2倍くらいを想定しています。もし、駆け込もうとしてもすでに前の人がいたら物理的にできませんし、少しの道のりですが整列スペースを歩き進まねば乗車できないので、かけこみ乗車が間に合わなく、駆け込み率も減少しやすくなるのでは?と考えました。

6.改札を通れなくする

改札を通ってしまえば電車の近くまで行けることを私たちは知っているので発車ベルが鳴っても走れば「まだ間に合う」と希望を抱いて急いでしまうのではないでしょうか。
それでは、物理的に近づけなければいかがでしょうか。

電車がきている間は「改札が通れなくなる」を考えてみました。
改札の段階で人の流れを止めてしまえば、物理的にホームを駆け抜けてかけこむのはできないですよね。
ただし、改札が電車から遠い位置にある場合や電車の本数が多く様々な路線が通り、人が何十万と行き交う都会では改札が通れなくなるスパンも短いためストレスに繋がり、現実的ではないかもしれません。
また、駅構内に店舗があると店舗を見てからホームに向かうことも考えられますので、改札を通ったら電車のホームにたどり着く規模の駅に向いていると思います。

最後に

今回は電車に視点を絞って書いていきましたが、例えばバスやエレベーターなどでもかけこむ姿を見かけたりします。
乗り込んだ本人は間に合っているので嬉しいかもしれないですが、周りの人は驚き以外の何ものでもありません。
ユーザビリティの改善ももちろん効果はありますが、個人も注意していければより良いですね。

次回もデザイナーでなくとも何となく分かるをベースにお伝えしていければと思います。それでは、またお会いしましょう!
wrote:スガ

Pocket