ユーザビリティ|セルフ式ガソリンスタンドの使い方

Pocket

こんにちは!
今回のテーマは「ユーザビリティ|セルフ式ガソリンスタンドの使い方」です。
セルフ式ガソリンスタンドの使い方を確認しつつ、初心者でも迷わないユーザビリティについて考えてみました。

みなさんは初めてセルフ式ガソリンスタンドを利用した時、1人でスムーズに使うことが出来ましたか?
私は出来ませんでした…。初めての時は1人で給油するのが怖かったので、母に付き添ってもらい逐一操作の説明と介護を受けると言うイージーモードでプレイしてしまいました。

セルフ式は慣れれば問題ないのですが、初見の人にとっては少し分かりづらいユーザビリティになっていると感じます。
初回利用時は家族や友人に教えてもらった、あるいはガソリンスタンドの従業員の方に教えてもらったと言う方も多いのではないでしょうか。

そんなセルフ式ガソリンスタンドを、誰に聞かなくても迷わず使えるようにするにはどうしたら良いか考えていきたいと思います。


目次

01.セルフ式ガソリンスタンドとは
02.セルフ式ガソリンスタンドのユーザビリティ【現状】
03.良いユーザビリティとは
04.セルフ式ガソリンスタンドのユーザビリティ【問題点と改善案】
05.おわりに


セルフ式ガソリンスタンドとは


ユーザビリティを考える前に、簡単にガソリンスタンドについて整理したいと思います。

ガソリンスタンドには大きく分けて2つのサービス形態があります。
フルサービス式とセルフ式です。

フルサービス式とは、ガソリンスタンドの従業員の方が給油作業を行う昔からお馴染みの形態です。
給油中に窓を拭いてくれたり、喫煙者の乗る車の場合は灰皿を交換してくれるなどのサービスもあります。
従業員の方が案内から給油まで全てやってくれるので、のんびり車内で待っていられるメリットがあります。

一方セルフ式とは、顧客が自分で給油作業を行う方式です。
消防法が改正された1998年に登場し、毎年ガソリンスタンド全体の総数が減少する中でセルフ式だけは数を増やし続けています。
令和元年9月末の段階でセルフ化率は33%程で、町のガソリンスタンドの3件に1件はセルフ式ガソリンスタンドです。
(参照:石油情報センター)

セルフ式の1番のメリットは値段の安さです。
顧客自ら給油を行うことで、ガソリンスタンド側は人件費を抑えられるためフルサービス式よりガソリン代が安くなります。

また、車検や不要不急のメンテナンスの営業をされることもないので、給油だけが目的の人にとってはストレスフリーとなります。
他にも、フルサービス式より営業時間が長い場所も多く、早朝や深夜に急にガソリンを入れたくなった時に助かります。

デメリットは、どんなに過酷な天候でも外に出て自ら作業を行う必要があることと、一切点検をしてもらえないことです。
点検をしてもらえないと、ランプ系が切れているなどの運転手からは見えづらい危険な部分に気が付くのが遅くなってしまうこともあります。

そして、最大のデメリットと言っても過言ではないのが初見時の使い方の分からなさです。
使い方が分からないからセルフ式には行かないと言う方も少なくないのではないでしょうか。

素晴らしいメリットが沢山あるセルフ式ですが、使い方と言う最初のハードルが少し高く感じてしまうのはもったいないです。
次の項目からはいよいよ、セルフ式のユーザビリティに触れていきます。


セルフ式ガソリンスタンドのユーザビリティ【現状】


まずはセルフ式で給油を行う際の導線が現状どのようなユーザビリティになっているか整理してみます。

ユーザビリティのポイントとしては、「支払方法の選択」「油種の選択」「給油方法の選択」「給油」の4つが挙げられます。
企業によって細かい違いはありますが、概ねこのような流れになっているのが一般的です。


良いユーザビリティとは


ここで一旦、そもそも良いユーザビリティとはどのようなものなのか思い出してみます。
簡単に言ってしまうと、「分かりやすい」「簡単」「ストレスがない」と言った条件が満たされていると良いユーザビリティと言えます。

セルフ式ガソリンスタンドの良いユーザビリティとは、「初心者でも迷わず、安心して使えること」だと思います。

このような良いユーザビリティの観点を元に、4つのポイントそれぞれの問題点を洗い出し改善案を考えていきたいと思います。


セルフ式ガソリンスタンドのユーザビリティ【問題点と改善案】


※前提として、「セルフ式ガソリンスタンドに初めて来た人」を想定してユーザビリティを考察しています。

支払方法の選択の問題点

■そもそもどこで支払えば良いのか、どこを操作するのか分からない時がある。
支払いやパネルを操作する機械と給油機が2つに分かれている場合があります。
心理的にまず給油機に向かってしまうことが多く、そうすると操作パネルがないため「はて?」となります。
給油機はカラフルなのに操作パネルの機械は白などの目立たない色になっていることも多く、優先度に差があることで認識しづらくなっている面もあります。
 
この問題の別パターンとして、レシートとおつりが出てくる機械が別々な上におつりが出てくる機械だけ離れた場所にある、などもあります。

支払方法の選択の改善案

■全て1つの機械に集約する。
機械が1つだけなら迷いようがありませんよね。支払いもパネル操作も給油機能も1つの機械に集めてしまいましょう。
調べたところ実運用されている機械がすでにあるようなので、全国のセルフ式がこうなってくれると嬉しいです。

また、支払方法が多様化している昨今、ガソリンスタンドの機械にも様々な機能が付いています。
現金やクレジットカード払いだけでなく、アプリのQRコード決済や各種ポイントカードや割引カードに対応した機能など。
1つの機械に全ての機能を盛り込むのは大変かもしれませんが、セルフ式でも誰もが使いやすいユーザビリティにしていくのが今後の課題かと思います。

油種の選択の問題点

■自分の車にどの油種を入れたら良いか分からない。
たまに聞くのが「軽自動車に軽油を入れてしまった」「ハイオク車なのに値段が安いレギュラーを入れてしまった」などの失敗談です。
油種を間違えると車へダメージが掛かる上に、修理代でお財布へのダメージも…

油種の選択の改善案

■選択画面に検索窓やQ&Aを設置。自分の乗っている車がどの油種を入れたら良いか調べられるようにする。
「軽自動車ならレギュラー」「車種を入力して検索すると選択すべき油種を提示してくれる」などが出来るようにします。

給油方法の選択の問題点

■どれを選択したら良いか分からない。また、ガソリンが溢れるのではないかと不安を感じる。
慣れない内は車のガソリンの減り具合や容量を把握できていないので、金額や定量を指定したくてもどれを選択したら良いか分からない方も多いと思います。
また、2000円分入れる金額指定をしたいけど、上限金額に達する前に満タンになるとガソリンが溢れてしまうのでは…?などと不安を感じる場合もあるのではないでしょうか。

給油方法の選択の改善案

■選択画面に大まかなオススメや補足を書いておく。
自分の車のガソリン容量が把握できていない人に対しては「満タン」をオススメしたり、ガソリンメーターの例を出して「メーターが半分を切っていれば、満タンか1000円分給油がオススメ」など状況から判断できる選択肢を表示します。

また補足として、「ガソリンは満タンになると自動で給油が止まり、お釣りが出ます」と表示すると利用者の不安は軽減されます。
ただその場合、状況や機械によっては満タンになっても止まらず溢れる危険があるため、「よそ見厳禁」などの注意も書く必要があります。

給油の問題点

■給油ノズルの扱い方が分からない。
いざ給油しようとした時、給油ノズルの使い方が分かりません。
レバーを引けばガソリンが出るのは分かるけれど、どのくらい給油口に差し込めば良いのか、ノズルを入れると給油口の中身がまったく見えないけどちゃんと止まるのか?など色々考えてしまいますよね。

給油の改善案

■操作パネルで説明の図や動画を流す。
操作パネルと給油機が一体となっていること前提ではありますが、給油のフェーズに入ると、手順がハッキリ分かるような図や動画が操作パネルで流れるようにします。
「ノズルは奥までしっかり差し込んでください。差し込みが緩いとセンサーが反応せずガソリンが溢れる場合があります。」などの説明があると、事前に気を付けることが出来るので安心できるかと思います。


おわりに


いかがでしたでしょうか?
ユーザビリティを少し変えるだけでも、セルフ式ガソリンスタンドに対する苦手意識が軽減するのではないでしょうか。

ぜひこれからも、注意を怠らずに安心安全で楽しい運転ライフをお過ごしください!
それではまた!デジマースのコンでした。

Pocket