スマホのセンサーの可能性!何ができる?ジャイロセンサー/加速度センサー/ステレオカメラの活用 | デジマースブログ
今回は、私たちが普段持ち歩くなかで普及度が高く高額なセンサーを搭載したスマートフォンを活用した生活サポート機器などを考えてみます。
既に多方面研究機関や大学で開発検証、実用化が進んでいたり、現実的には不可能な部分を紹介するかもしれませんが、
ジュール・ヴェルヌの言葉
「人間が想像できることは、人間が必ず実現できる」
のことばに逃げますが、実用化可能な前程で空想してみます。
目次
加速度センサーとは
専門的な仕組みと詳細の説明は割愛します。
「加速度センサー」では「縦」「横」「高さ」の3軸の値が取得できます。
また、静的な「傾き」も値も取得できます。
角速度センサー(ジャイロセンサー)とは
「角速度センサー」(ジャイロセンサーとも呼ばれていました)では「縦」「横」「高さ」の3軸の「回転値」が取得できます。
また、動的な「傾き幅や、その移動距離と早さ」等の値を取得することを得意としているのが「加速度センサー」との大きな違いです。
「加速度センサー」とあわせて「6軸センサー」とも呼ばれています。
その他のセンサー
厳密にはセンサーの先の「仕組み」ですが、
「ステレオカメラ」は2つのカメラの映像を使い、カメラ間の距離と対象物体への距離から複合的に値を取得できるので、人間の眼のように立体的な複数の対象物の距離値を取得できます。
このカメラが機械の眼になることで「対象物体までの距離」の値が取得でき、自身の「位置状態情報」とあわせることで様々な対処適応が可能となります。
組み込まれている機器
「加速度センサー」「角速度センサー」を合わせた6軸センサーはスマートフォンやタブレット、そして家庭用ゲーム機のコントローラに組み込まれ、UI/UXには欠かせない機能になっています。
「ステレオカメラ」も、実用的な機能支援として「自動車の運転支援システム」に組み込まれてきており見えない形で暮らしのサポートを担ってきております。
組み込み案を空想
これまで紹介してきたセンサーや仕組みをつかった組み込み案を考えてみます。
※研究機関で既に研究が進んでいる内容ばかりですがご理解ください。
- 二足歩行補助機器
- 危険察知機能付きスマートフォン
- 姿勢監視アプリ
- 睡眠監視アプリ
まずは定番の「歩行補助系」です。
大型化してしまうと実用性がなくなるので、いかに実生活社会に溶け込める大きさに落とせるかが課題ですが、調べてみると「義足」などでピンポイントな実用化が進んでいるようです。
個人的にはこの分野の実用化が進んでくれれば交通事故も減少するので期待があります。
車両への搭載は進んでいますが、人個体にも守るすべが必要です。
「ながらスマホ」が減らない以上は、割り込みで危険を知らせる機能をつける必要があります。
あると便利なお節介機能で正しい姿勢を維持。
この分野も加速度センサー等利用した近い製品が登場しておりました。
Alex-Plus睡眠監視で睡眠時の身体の以上を知らせる機能です。
「無呼吸症候群」「心不全」「脳梗塞」「幼児のうつ伏せ窒息」などの早期発見が用途ですが、姿勢と呼吸状態を判断した「目覚ましアラート機能」もあり、2度寝防止に役立ちます。
こちらも製品化と研究が進んでおりました。
さいごに
いろいろといままでにない空想してみたつもりですが、「人間が想像できることは、わりと誰でも考えている」ものです。
あとは「実用化」にたどり着けるかでしょうか。
次回も情報設計に関係した話題をお届け致します。
デジマースのネモトでした。
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