ターゲットとサイトデザイン | UI/UXデザイン

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こんにちは!
今回のテーマは「ターゲットとサイトデザイン | UI/UXデザイン」です。

ターゲットに向けてデザインするとはどういうことなのか、考え方のポイントをまとめてみました。

また、参考になるサイトとして、それらのポイントをしっかり押さえたデザインを展開する“歯医者さん”のサイトデザインをいくつかご紹介したいと思います。


なぜターゲットを決めるのか

WEBサイトをデザインするために大切なのは、まずはターゲットを決めることです。

そもそも、なぜターゲットを決める必要があるのでしょうか?
簡単にいうと、ターゲット(ユーザー)のニーズに合わせたUI/UX設計やプロモーションなどがしやすくなるからです。

ターゲットとは「この商品を買ってもらう人」を意味します。
企業によっては「このサービスを使ってもらう人」「このアンケートに答えてもらう人」などがターゲットとなります。

どのような人に買ってもらいたいのか、どのように使ってもらいたいのかを明確にすることで、デザインやプロモーションを行う際の優先度の決めや取捨選択をすることが出来ます。
製作段階で何か問題にぶつかった時も、利用者のニーズを指針に解決策を考えることが出来ます。


もし、ターゲットを決めなかった場合はどうなるでしょう?
ターゲットを決めて選択肢を絞るより、全ての人のニーズに答えた方が良いのでは?と思う方もいるかもしれません。

しかしそうすると、「ありきたりで特徴のないサイト」や「何がしたいのか、何が出来るのか分かりづらいサイト」となり、最終的にユーザーに使ってもらえないサイトになってしまいます。

全ての人のニーズに答えられれば良いのですが、様々な価値観を持った人たち全員に好まれる状態を作るのは難しい課題です。
何とか誰にでも受け入れてもらえるようにと思うと、とにかく無難、あるいはニーズの数だけ機能や要素を増やしていくことになります。

無難とは、ネガティブな言い方をすると特徴がないということです。
そうすると、類似サイトや溢れる情報の中で容易に埋もれてしまい、そもそも気づいてもらえない状況が発生しやすくなります。
また、機能は多ければ良いという訳でもありません。
機能が多すぎると、ユーザーにとって本当に必要な機能まで埋もれてしまい、見つけ辛い、操作し辛いなどのデメリットが出てきてしまいます。

このようなデメリットを解消するためにも、ターゲットを決めることはとても大切です。

こんな目的を持った人(ターゲット)に使ってもらいたい。では、この人に使ってもらうためにどのようなデザインにするべきか、を考えることがポイントです。


ターゲットと歯医者さんのホームページ

参考になるサイトデザインの例として、歯医者さんのホームページを挙げてみます。
こちらは前述のターゲットとサイトデザインのポイントをしっかりと分かりやすく対策しています。

歯医者さんのターゲットとはどのような人でしょうか?
歯科治療を受けたい人、だと当たり前すぎてものすごく多くの人が当てはまってしまいます。
もう少し絞って考えてみると、歯は痛いけど治療も痛いんだろうな…、何回か通わないといけないのかな…と、「少し不安な気持ちを抱いているターゲット」が挙げられます。

歯医者さんに行く際、このようなことを考える方も少なくないのではないでしょうか。

このようなターゲットに対して、必要最低限の内容で訴求してもなかなか来院してくれないのではないかと思います。

歯医者さんのサイトデザインで多く共通しているのが、そういった不安な気持ちを抱いているターゲットのために、サイトデザインで出来ることはどんなことなのか追及している点です。

具体的にどのような物なのか、とても勉強になるいくつか実例を紹介させて頂きながらお話したいと思います。


参考になるサイト:歯医者さんのホームページ

基本ターゲット:治療の痛みや治療期間などに対し、少し不安な気持ちを抱いている人


あいはら歯科医院:https://aihara-dental.jp/

こちらはビジュアル要素、特にファーストビューを効果的に使用したサイトデザインをおこなっています。

サイトに飛んでまず目に入ってくるのがメインビジュアルです。明るく清潔感のある院内や治療の様子がすぐに分かるようになっています。
大きく表示された「Be a smile」と言うキャッチコピーが印象的で、歯の治療を直接伝えるのではなく「笑顔をつくるお手伝い」という言葉に置き換えることで、患者ファーストな治療方針を端的に表しています。

ファーストビューで院内の雰囲気や治療方針がイメージ出来るため、患者に寄り添った治療をしてくれるかも?と不安を軽減させるデザインとなっているかと思います。

また、明度の高いビジュアルと簡潔な説明文の組み合わせでまとまっている他、じわりと浮かび上がるアニメーションが要所に使われているので、統一感と清涼感のあるデザインになっています。
PC版の場合、スクロールするとヘッダーメニューが付いてくる仕様もユーザーにとって利用しやすいポイントになっています。


星の歯科:https://hosino-dc.com/

こちらはターゲットをさらにセグメントし、子供やその家族のためのデザインをおこなっています。

全体のデザインとしては絵本のようなイラストとタッチ、アニメーションがとても可愛く印象的で、病院的なイメージをかなり減らしています。
歯医者さんに行くのを不安がる子供の気持ちに配慮し、出来るだけ怖がらせないように、楽しくなるようなデザインが施されています。

こんなに可愛いサイトを見たら、歯医者さんに苦手意識のある子でもむしろちょっと行きたくなるのではないでしょうか。

また、こちらの歯医者さんで治療を受ける際のメリットを7つのポイントとして分かりやすくまとめています。
営業時間やキッズスペースの有無、土足OKなど細やかな情報が載っている点がお子様連れの大人でも安心して利用することができます。

ファーストビューにカテゴリメニューや予約への遷移が揃っているため、情報の多さから分かりづらくなる懸念がある点も払拭しています。


きふね歯科:http://kifune-d.com/

こちらは院長先生が2人いると言うメリットをサイトデザインに反映しています。

サイトに飛んでまず目に入ってくるメインビジュアルには、院長先生2人が治療を行っている姿が表示されています。
ビジュアルやテキストから多角的な視野で治療をおこなっていることが分かるため、セカンドオピニオンなどの不安があるターゲットにも安心して利用してもらえるような工夫がされています。

治療方針や診察内容もTOPページに明示されているため、インフォームドコンセントに重きを置くユーザーにとっても信頼感のあるデザインになっています。


新田歯科:http://2tta.com/

こちらはTOPページからスクロールを排除したサイトデザインをおこなっています。

TOPページはスクロールが一切なく、必要な基本情報が簡潔にまとめてあるため、どこに何があるのかとユーザーが迷う心配がなくなっています。
第二階層からはスクロールが発生しますが、ページ内リンクを使用するなど遷移を最低限に抑える工夫がされています。

WEB予約が一般的になってきた歯医者さんに対し、WEBに不慣れな患者さんが出来るだけ迷わず、億劫にならずに利用できるようなデザインになっています。

またシンプルでWEBサイトとしては一見単調になりそうなところ、バックグラウンド全体をアニメーションをさせることによって動きのあるデザインになっています。


おわりに

いかがでしたでしょうか?
各サイト、ターゲットに対して様々な工夫を凝らしたデザインになっていたかと思います。

ターゲットを定めてサイトデザインをおこなうことで、歯医者さんは世の中に沢山ある競合他社の中から選んでもらうことが出来ます。
患者さんも、自分の状況に合った歯医者さんを見つけ選択することが出来ます。

サイトデザインを行う際は、こんな目的を持った人(ターゲット)に使ってもらいたい、この人に使ってもらうためにどのようなデザインにするべきか、を考えて進めてみてください!

それではまた!デジマースのコンでした。

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