スマホが変化させたあなたの利用シーン

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スマートフォン(以下スマホ)の登場により、
あらゆるアクションが場所を選ばず行えるようになりました。
(ある程度の許容は必要ですが)

行動必需品と化したスマホですが、
スマホの無い日々を想像してみて下さい。

他人との関わりや恋愛、旅行とドライブ、映像鑑賞など、
スマホが優先度高くこれらの行動手段の手足になっている方は多いのではないでしょうか。

あらゆるサービスや製品の設計者が「利用シーン」を考えた場合に避けられない、
そんな「スマホ有りき」な状況が変化させた利用シーンを今回は考えてみます。


都合が良いスマホ

そもそも、
我々が何故スマホを手放せなくなっているのかといえば、
「都合が良い」ユーザーメリットの塊、という理由に尽きます。

・携帯性  / いつでも所持出来る
・連絡機能 / いつでも連絡/通信が出来る
・情報取得 / いつでも欲しい情報が見れる

電波さえ届く場所なら場所を選ばない便益な利用シーンがここにあります。


手、足、スマホ

ある意味、現代人の体の一部になっているスマホは、あらゆるサービスの利用シーンに必ず登場します。

トイレでも、お風呂でも、就寝中でも、違法で危険な車両運転中の事象までも発生してしまっており、
何をする時でも肌身離さずスマホがそばにある現実となっています。

これほどまでに生活に入り込むと、家電や車など製品連携は必然でした。
製品のそばで操作するのではなく、
身近な手段であるスマホが場所を選ばず遠隔から操作できるようになりました。


いつでも傍にいるスマホ

昨今、若者にとっての恋愛感は、
リスクが高くドライで優先度が低い認識として広がっております。

実際のところはどうなのでしょうか…?

個人にとって、不安で気の乗らない状況はデメリットで不明確ですから、
いつでも明確なやり取りが可能な状況のほうが都合がよいメリットとなり大きな安心を感じさせます。

必要なときに誰とでも繋がれるので完全な「独り」の状況がなくなりました。
一人でいられる時間が苦痛ではなくなり、万が一文句を言われても遮断できる環境になりました。

本来、面倒を掛け合う助け合いで成り立つ人間関係の頻度は日常では減少、隣近所の気遣いも気薄になり、
さらに、思い通りにならない煩わしい異性との付き合いは、
ネガティブのリスクがあり面倒な対象となっていると考えられます。

大げさですが、
「頼りになるのはスマホ」
の感覚は広がっているのではないでしょうか。


ドラマにならないスマホ

スマホが入り込んだ利用シーンは、本や映画やドラマなどの現代劇を扱う場合にももちろん影響が出ます。

あらゆることが瞬時に解決できてしまい、
単調なメッセージのやり取りで終わるシーンの連続になる状況も危惧できますし、
推理ドラマの犯行状況にも影響が多々ありそうで要らない心配をしてしまいます。

また、
一つの作品のなかに必ず登場するスマホには、
作品製作に協力する製品企業の存在もあり、権利問題が膨らみます。

時代の変化ですが、
シンプルなミニマルスタイルがデザイン分野で進むなか、
我々の利用シーンもシンプルな一極化を進んでいるのではないでしょうか。


束縛するスマホ

スマホはあらゆるニーズを取り込んでいます。

電話/メッセンジャー、Web閲覧、カメラ、ビデオ、音楽プレーヤー

また保存したデータは、紐づいたクラウドに格納されており、
悪い言い方をすれば利用者の大切な情報を「人質」として委ねています。

この束縛は非常に拘束力が強く、
なかなか競合他社への乗り換えや別カテゴリのデバイス移動など、利用者の自由な選択肢の妨げになりつつあります。

委ねれば楽ですがそれで良いのでしょうか。


まとめるのもスマホ

電気、固定通信回線、携帯回線、すべてが一つに集約契約促進されている部分も拘束と考えられますが、
シンプルになりすぎた利用シーンには、万が一問題や変更が必要な状況ではリスクとなります。
後戻り出来るかは利用者次第という余地は残されておりますが、どれだけの人が対応できるリテラシーを持っているのでしょうか。

携帯電話がある利用シーンについては、

「携帯電話があると便利だね」
     ↓
「携帯もってる?」
     ↓
「え!?ケータイ持ってないの!?」

と時代の流れで人々の考えが変化してきたように、社会に出た場合はそれらの余地が少ない現実を受け止めなければなりません。

次回も情報設計に関係した話題をお届け致します。
デジマースのネモトでした。

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