簡単!ペーパープロトタイピング

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こんにちは!
今回のテーマは「簡単!ペーパープロトタイピング」です。
ペーパープロトタイピングとは何なのか、どうやれば良いのかなどを、アプリ開発の観点から説明していきたいと思います。

ディレクターや企画職など、これからペーパープロトタイピングが出来るようになりたい!と言う非デザイナーの方向けの内容になっています。
ぺーパープロトタイピングは誰でも簡単に出来る上、仕事の効率化に有効だったりとメリットが沢山ありますので、ぜひ試してみて下さいね。


ペーパープロトタイピングとは

ペーパープロトタイピングとは、簡単に言うと「紙で試作すること」です。
「こんな感じにしたい」と言うアプリ画面の案を手描きし、完成した時のイメージを視覚化します。
書き出したイメージを元に、遷移や画面の要素を検証し、アプリが使いやすいかの確認を行います。


ペーパープロトタイピングをやるべき3つの理由

ペーパープロトタイピングですが、絶対にやらなければいけない物ではありません。
ですが、これを行うことで得られるメリットは沢山あります。

①素早く作成・修正が出来る
紙とペンさえあれば誰でもすぐ作ることが出来ます。難しいソフトの技術や知識は必要ありません。
イメージを描いては直しを繰り返し、スピード感を持って検証を行う事が出来ます。

「自分は絵が下手だから…」と言う方も大丈夫です!丸や四角などの簡単な図形と文字さえ描ければ出来ます!
遷移や画面の要素の検証に、見た目のクオリティは重要ではありません。何度も検証を行うことが大切ですので、素早く描いたり描き直したりできるペーパープロトタイピングが適しています。

Adobeソフトやパワーポイントを駆使して綺麗に作る必要はありません。
むしろ作成に時間が掛かってしまうので、この段階ではソフトに頼らない方が良いです。
綺麗な線や色合いなど見た目のクオリティが気になって、そこを整えるのに時間が掛かってしまうからです。ここで時間を掛けるべきなのは、描き終わった後の「検証」です。
それに、いくら綺麗に作っても、後々「やっぱりこうしたい」と内外から修正点が沢山出てきます。
ガチガチに作り込むと修正がし辛かったり、大幅な修正になるとそれまでに掛けてきた時間が無駄になってしまいますので、手描きがオススメです。

 

②コミュニケーションツールとして最適
描き出したイメージはすぐプロジェクトメンバーに確認してもらいましょう。そうすることで、メンバー全員が共通のサービスビジョンを持つことに役立ちます。
言葉だけの説明ではイメージすることが難しくても、図として視覚化されている事で認識のズレが軽減されるからです。
また、具体的なイメージを見ることで問題点にも気が付きやすくなり、その場で皆の意見を聞きながらすぐ描き直すことが出来ます。

「思っていたのと実際に見るのとでは違った」と言う、修正の連鎖を軽減することも出来ます。

③後々の手戻りを防ぐ
後々の工程、デザインカンプが完成した、テストアプリが出来た、と言う段階で大きな手戻りが発生しないように防止する為でもあります。
上記の段階まで来て「使いづらいから直したい」と問題が発覚し、解決するには大幅に修正する必要がある…となると、それまでに掛けてきた時間が無駄になるばかりか、更に時間とコストが掛かります。
修正する為に必要なだけ期日や予算の調整が出来れば良いのですが、なかなか難しい場合も多いと思います。
「このアプリは使いやすいか」「要素が足りていて辻褄があっているか」など根本的な問題を確認する為に、ペーパープロトタイピングを行ってください。


ペーパープロトタイピングっていつやるの?

ペーパープロトタイピングを行うタイミングですが、これはそれぞれの開発状況によって異なるかと思います。
今回は例として、「画面遷移図/サイトツリーが完成した後に、ペーパープロトタイピングを行った場合」を想定して進めたいと思います。
この段階でペーパープロトタイピングを行う目的としては、遷移図の整合性の最終確認を行う為です。

絶対にこのタイミングでペーパープロトタイピングをしなければいけない!と言う物ではなく、あくまで弊社の場合はと言う一例なので参考程度に見て下さいね。

「画面遷移図ってそもそもどのタイミングで必要なの?」と言う方は、こちらに詳しく載っていますので、ぜひ読んでみて下さい!


ペーパープロトタイピングに必要な物

ペーパープロトタイピングに必要な物は下記の通りです。

■紙
■ペン
■スマホ

たったこれだけあれば出来てしまいます!
場合によって描く場所は「ホワイトボード」や「ポストイット」などでも良いです。


ペーパープロトタイピングのやり方

①スマホの画面を描く
紙に縦長の長方形を描きましょう。
これはスマホの画面を表しています。手描きでザックリ描いてしまって大丈夫です。

線がぶれるのがどうしても気になる、と言う方は、パワポなどでテンプレートだけ作ってしまっても大丈夫です。
テンプレートは紙に印刷して使ってくださいね。

 


②要素を描く
ヘッダーやフッター、ボタンや画像など、必要な要素をどんどん描いていきましょう。

ここのポイントは「作り込み過ぎないこと」です。
画像は斜線を囲んで表現したり、重要なタイトル以外のテキストは省略して線で表現したり、アイコンは簡素な物や仮の図形を配置する、など。
また、色を付けたり装飾をする必要もありません。ペーパープロトタイピングのメリットである作成スピードが損なわれてしまうからです。

その画面にどんな要素があるのか伝われば十分ですので、細部に時間が掛かり過ぎないようにすることが大切です。


③遷移を確認する
「アプリのTOP画面からどこへ遷移するのか」など、遷移の確認をしましょう。
言葉だけでなく、遷移する順に隣合わせにしたり、線で繋げたり、画面ごとに切り分けて並べたりと、見て伝わるようにするとわかりやすいです。

 


④実機で確認する

紙の上で全体像が掴めたら、実際にスマホで見るとどのようになるか実機確認を行いましょう。
紙に描いたイメージをスマホで撮影して、画像をプロトタイピングアプリ(Prott、Marvel、POPなど)に取り込みましょう。
※プロトタイピングアプリとは、静的な画像に「ボタンを押して遷移する」など動的な効果を付けることが出来るアプリです。
実際にアプリを見る時と同じような画面比率・動作を確認出来るので、より現実的な検証をすることが可能です。

 

紙の上でどんなに考え尽くしても、いざ実機で確認すると思っていたのと違った…なんてことはよく起こります。
「ボタンはこの位置にあるのが適切か」「遷移は適切か」など、実機で検証を行い、ペーパープロトタイピングの段階で問題点を修正出来るようにしましょう。


おわりに

いかがでしたでしょうか?
ペーパープロトタイピングのやり方をまとめてみましたが、思ったより簡単だったのではないでしょうか!
やり方事体は簡単でも、アプリによっては必要な画面要素が多く、物理的に数が多くて大変…と言うのはあるかと思いますが…
ですが、ペーパープロトタイピングをやるのとやらないのとでは、後々の工程のスムーズさに差異が出てきます。

興味を持った方は、ぜひ試してみて下さい!
それではまた!デジマースのコンでした。

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